Zenn Cybozu Frontend
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Web 標準動向 2025年10月版
サイボウズ株式会社のフロントエンドエンジニアが、2025年4月からW3CのメンバーとしてWeb標準の動向を追跡し、毎月の進捗を報告することを目的とした記事です。記事では、Scoped Custom Element Registryの導入や、クリックイベントのrelatedTargetの提案、Customizable Comboboxのプロトタイプ、HTMLInputElementのshowPicker()機能、XSLTの廃止計画、moveOrInsertBefore()の提案、Disposable AbortControllerの提案、CSSのinherit()関数のプロトタイプ、text-autospaceプロパティの導入など、さまざまなWeb標準に関するトピックが取り上げられています。これらの提案や変更は、Web開発におけるカスタム要素の管理やユーザーインターフェースの改善、リソース管理の効率化に寄与することが期待されています。 • サイボウズがW3Cのメンバーに加入し、Web標準のキャッチアップを行っている。 • Scoped Custom Element Registryにより、カスタム要素の命名競合を防ぐことができる。 • クリックイベントのrelatedTargetをlabelに割り当てる提案により、ユーザーインターフェースの操作が明確になる。 • Customizable Comboboxのプロトタイプが提案され、UIパターンの拡張が期待される。 • HTMLInputElementのshowPicker()機能により、datalistの表示が可能になる。 • XSLTの廃止計画が進行中で、2027年に完全廃止を目指す。 • moveOrInsertBefore()の提案により、DOMの移動が効率的に行えるようになる。 • Disposable AbortControllerにより、リソース管理が自動化される。 • CSSのinherit()関数が提案され、親要素に基づくスタイルの適用が可能になる。 • text-autospaceプロパティが主要ブラウザで利用可能になる。
Vite+、Remix 3、React Conf 2025など: Cybozu Frontend Weekly (2025-10-14号)
この記事では、2025年10月14日に開催されたサイボウズのFrontend Weeklyで取り上げられたフロントエンド関連のニュースや話題を紹介しています。主な内容として、React 19.2の新機能、ESLint v10.0.0の開発計画、Remix 3の発表、Vite+の発表、React Conf 2025の参加レポート、Interop Feature Rankingの公開、React Foundationの設立が含まれています。特に、Vite+はVite上に構築された統合開発ツールチェーンであり、個人や小規模ビジネス向けに無料で提供されることが特徴です。 • React 19.2がリリースされ、新機能として<Activity>コンポーネント、useEffectEvent、cacheSignalが追加された。 • ESLint v10.0.0のアルファ版が2025年11月に、正式版が2026年1月にリリース予定で、Flat Configが強制される。 • Remix Jam 2025でRemix 3が発表され、設計思想やビジョンが紹介された。 • Vite+はVite上に構築された統合開発ツールチェーンで、個人やオープンソースプロジェクトには無料で提供される。 • React Foundationが設立され、ReactやReact Nativeのプロジェクト管理や資金援助を行う。