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7月11日 22:01
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GitHub Copilot NESの内部実装が公開、そして続・AIエディタ戦争

GitHub Copilot NESの内部実装が公開、そして続・AIエディタ戦争

Copilot NESとは Copilot NES(Next Edit Suggestions)は2025年2月にリリースされたGitHub Copilotの内部機能です。コードの変更に連動して必要となる次の編集を予測し、タブキーを押しているだけで複数箇所にわたる修正を提案してくれます。通常のコード補完がカーソル位置の続きのコードを予測するのに対して、Copilot NESは「エディタ上の編集操作」の単位で続きを予測して補完します。 GitHub Next | Copilot Next Edit SuggestionsGitHub Next Project: Can we improve Copilot code completion by suggesting the next logical change, wherever it is in your project?GitHub Next この仕組みはCopilot NESの元ネタであるCursor Tab(Copilot++)によって実用化されましたが、Cursorはプロプライエタリなソフトウェアなので内部の詳細が分かり

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Grok 4がリリース

Grok 4がリリース

xAIのGrok 4が公開されました。 Introducing Grok 4, the world's most powerful AI model. Watch the livestream now: https://t.co/59iDX5s2ck — xAI (@xai) July 10, 2025 モデルカード コンテキストウィンドウは256,000トークンです。Claude 4 Sonnetが200,000トークン。 Models / Grok 4 「Grok 4 Code」って何なの コーディングモデルの名前です。Claude Code的なCLIではなさそうです。OpenAIでいうCodex(モデルの方)になります。Redditのスレによると「Cursorで使える」というメッセージがコンソールにでていたらしいです。 Grok 4 by

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Devin vs Cursor Background Agents: 完全自律型AIエージェントの性能比較

Devin vs Cursor Background Agents: 完全自律型AIエージェントの性能比較

はじめに Cursor のBackground Agentsが GA になったので「Devinとどの程度たたかえるのか?」という疑問が湧いてきました。そこでTypeScriptのクイズ101問をすべて解くというタスクでDevinと戦ってもらいます。ここにスーパーサブのClaude Code Actionさんも参加してもらって三つ巴にします。チャンピオンを決めようや・・・ お題はexercism/typescriptのリポジトリを筆者がエージェントタスク向けにフォークしたものを使います。Exercismはプログラミング学習サイトで、GitHubで公開している問題集とテストコードはAider PolyglotやRoo Codeなど実際のエージェント製品のベンチマークで使用されており、エージェント同士の比較に適しています。 GitHub - laiso/exercism-typescript: Exercism exercises in TypeScript.Exercism exercises in TypeScript. Contribute to laiso/exercism-t

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Cursorの価格設定変更の騒動について

Cursorの価格設定変更の騒動について

2024年6月にCursorは価格体系を大幅に変更し、月額20ドルのProプランを「リクエスト数制限」から「トークン使用量制限」へと切り替え、さらに月額200ドルのUltraプランを新設しました。 Updates to Ultra and Pro | Cursor - The AI Code EditorIn collaboration with the model providers, we’re introducing a $200 / mo tier for power users.Cursor Cursorの説明によると、以前は月500リクエストまでの制限で、リクエストごとのトークン使用量は考慮されていませんでした。新しい料金モデルは1回のリクエストで消費するトークン数が大幅に異なるため、単純なリクエスト数制限ではコストを正確に反映できなくなりました。そのため、CursorはAPIベースのトークン使用量課金に移行し、Proプランには月20ドル分のトークンクレジットを含み、それを超えた分は追加課金となる形にしました。 まずいことにCursorはこの変更をポジティブに伝えるた

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t-wada vs テスト大好郎

t-wada vs テスト大好郎

先日一部のClaude Codeユーザーの間で「プロンプトに”t-wadaさんの推奨する進め方に従ってください”と書くとテスト駆動開発のプラクティスを実践してくれる」というTIPSが話題になっていました。 なるほど、TDDやテスト駆動開発という言葉は広まりすぎて「意味の希薄化」が発生し、曖昧な理解のまま自動テストやテストファーストと混同され、それがLLMの学習データにも影響したが、人名を与えるとLLMに「具体的な参照点」を与え、より具体的なプログラミングスタイルに限定させる効果があったのか pic.twitter.com/p6SCPj8YdA — Takuto Wada (@t_wada) June 25, 2025 これは確かに面白い現象で、現にClaudeに直接質問するとt-wadaさんの知識を持っていることがわかります。そこから連想してClaude CodeがTDDをするトリガーとして使えるのなら面白いなと思い色々試してみました。 (ところでこの翌日、最近バイブコーディングにはまってSmalltalkのライブラリをLLMで書いているKent Beckも自著のタイトルを

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Claude CodeのTaskツールの並列実行(parallelTasksCount)は分析タスク向け

Claude CodeのTaskツールの並列実行(parallelTasksCount)は分析タスク向け

Claude CodeのTaskツールは派生元となる親エージェントの処理から子エージェントがメッセージAPI呼び出しを非同期で実行しているが、この時の子の数がparallelTasksCountの設定値になる。デフォルトでは「1」に設定されている。 これを上書きするコマンドは以下になる。設定値を上げるとトークン消費量が増加するので注意してほしい。 claude config set -g parallelTasksCount 2 parallelTasksCountはTaskツール実行時の動作を変える。簡単なテスト方法はClaude CodeにTaskツールを使ってくれと直接頼むことだ。parallelTasksCountの数だけ「Initializing N parallel agents…」がコンソールに出力される。 Tyler Burnamのポストではこの並列数がタスク完了速度に寄与するという説明をしているが、筆者が調べたところによるとそれは正確でなかった。 Taskツールの並列実行は親となるエージェント・内部的にはSynthesis Agentと呼ばれる、が子に対して

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【今週の話題】Gemini CLIがリリース

【今週の話題】Gemini CLIがリリース

かねてから噂されていたGoogleのGemini公式のCLI型コーディングエージェント「Gemini CLI」がリリースされました。Gemini CLIはClaude Codeのようにターミナル(CLI)から使えるツールです。モデルは標準でGemini 2.5 Proが無料で使え、WindowsでもWSLなしに動作します。 GitHub - google-gemini/gemini-cli: An open-source AI agent that brings the power of Gemini directly into your terminal.An open-source AI agent that brings the power of Gemini directly into your terminal. - google-gemini/gemini-cliGitHubgoogle-gemini Gemini

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